返金のイメージ

韓国で旅行をして、韓国国内でショッピングをして帰りの空港で免税の手続きを行う。そのような方もいるかと思いますが、ホテルタックスリファンドといって、宿泊したホテルが対象のホテルだと同じように税金分が返ってくることをご存じでしたか??


最近までヒデジロは知らなかったのですが、今回はホテルタックスリファンドの手続きを実際にしてみました。思ったよりも簡単だったのでその体験談と手続きの方法についてレポートしようと思います。

参考にしてみてください。


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ホテルタックスリファンドって?

そもそもホテルタックスリファンドって何なの?と思う方も多いと思います。

ホテルタックスリファンドとは、ホテル宿泊費に含まれる付加価値税の払い戻しが受けられる制度

日本の消費税のように、韓国では商品の金額にVAT(付加価値税)というものが加算されているので外国人はそれの払い戻しを受けることが可能ということです。

簡単にいうと、韓国国内で一定以上の金額の買い物したとき免税手続きをすると税金分が返ってくるのですが、そのホテルバージョンという感じですね。

ただし、全部のホテルではなく対象ホテルのみ
対象ホテルは変更される可能性もあるので事前確認は必要です。

このように払い戻しの条件もあります。

では次に具体的にその点をみていきましょう。


ホテルタックスリファンドの条件

税金分が返ってくるのは嬉しいのですが、その払い戻しには条件があるので注意!

付加価値税払い戻し条件

1. 韓国滞在期間6ヶ月以上および韓国の就労ビザを持つ外国人は対象外。

2. ホテルの客室料金に最初から含まれている朝食料金は付加価値税払い戻しの対象になるが、客室料金に別途加えられたオプション料金は対象外

3. ホテルに直接宿泊料金を支払った場合のみ払い戻しを受けることができる。
※ホテル予約サイト、旅行代理店などを通して予約した場合もホテルに直接宿泊料金を支払う場合は払い戻し可能。

4.韓国内のホテルタックスリファンド対象ホテルで30泊以下で宿泊した場合に適用され、払い戻しを受けるには、チェックアウト後3ヶ月以内に出国しなければならない。


普通に観光で訪れる私達が注意する要点をまとめると、

  • ホテルタックスリファンド対象ホテルで30泊以下で宿泊した場合に適用
  • 現地決済をしないとその対象にならない
  • 客室料金のみでオプションは対象外
  • ホテルのチェックアウト後3ヶ月以内に出国

こんな感じですね。

対象ホテルであっても現地決済しないと対象にならない!というのが一番注意するべき点ですね。



実際に体験してみた!

今回泊まったホテルがホテルタックスリファンドの対象ホテルだったことと、現地決済だったので実際にホテルで申請をしてみました。

返金の手続きは仁川空港で行ったのでその一連の流れをここでは体験を交えてレポートしますので参考にしてみてください。



ショッピングの場合だとその場で返金等あるのですが、泊まったホテルの場合は空港での返金でした。
返金方法はホテルによって違うと思うので、不明な点はホテルのフロントに訪ねてみると良いでしょう。

基本、帰りの空港で手続きをすれば問題はないと思います。


1.ホテルで申請

まずタックスリファンドの対象ホテルかどうかを確認して、ホテルのチェックインの際にタックスリファンドの申請をします。

チェックインの際パスポートやクレジットカードの提示。必要事項の記入をすることになるので同時にやってしまったほうがラクです。

チェックアウトの際、申請に必要な書類を渡されるのでそれを持って帰りの空港で提出をします。

こちらが案内書と書類。

タックスリファンド
案内書
書類
書類

これは絶対に無くさないようにしましょうね!

親切なホテルだとこのように表示がされています。

案内文
ホテルタックスリファンドの案内

何も案内がないホテルも多いので問い合わせる必要があります。
外国だからしかたないんでしょうけど・・・。
日本語が通じる対象ホテルのほうが正直話ははやそうです。


2.空港での申請

次に、空港での申請を行います。
申請の場所は

・仁川空港第1ターミナルだと出発フロアD、Jカウンター付近。

・仁川空港第2ターミナルだと出発フロアD、Eカウンター付近。

・金浦空港だと2階の3ゲート付近。

・金海空港だと2階のB26カウンター付近。



こちらは仁川1第ターミナルの申請場所。

申請場所
KIOSKが並んでいます

KIOSK(タックス自動払い戻し機)の前にはスタッフがいるのでパスポートとホテルでもらった必要書類をみせると手続きをしてくれます。

流暢な日本語で手続きをしてくれました。


申請が終わると次は実際に還付金を受けるのですが、受けとる場所は手荷物検査を受け、出国手続き後の免税エリアになります。


3.免税エリアで還付を受ける

出国手続きをして免税エリア(免税店が並んでいたり、搭乗口があるエリア)にいきます。

空港の場所にもよりますが、

・仁川空港第1ターミナルだと27ゲート付近4階にあります。

・仁川空港第2ターミナルだと3階の249ゲート、253ゲート付近。

・金浦空港は3階36ゲート付近。

・金海空港は2階4ゲート付近。

にそれぞれあります。

こちらは仁川第1ターミナル。

申請場所
タックスリファンドの表示があります

27ゲート付近に行くとエスカレーターがあり、上がるとありました!

申請場所
タックスリファンドの場所

この場所にくるのは大体がタックスリファンドをする人達なんでしょうね(笑)
スタッフが分かっているように笑顔でこちらへどうぞ~!と案内をしてくれます。

パスポートと必要書類を渡すと手続きをしてくれます。

手続きが終わると、無事に現金(ウォン)で返金されました。

レシート
3,000ウォン返ってきました

飲み物代くらいでも返ってくるのは嬉しい♪


ホテルタックスリファンド対象ホテル2020年

ホテルタックスリファンドの対象ホテルは変更される可能性があるので利用する前にホテルに確認をすると確実でしょう。

2020年9月末までにヒデジロが実際泊まったホテルの中では、下記のホテルが対象ホテルでした。

(今後変わる可能性もあるので要確認!)

対象ホテルの詳細はこちらのほうで確認してみてください。
韓国観光公社


まとめと感想

ホテルタックスリファンドについて体験を交えて説明してきましたが、ざっくりとまとめます。

ホテルタックスリファンドの流れとしては

  1. ホテルタックスリファンド対象ホテルか確認(現地決済のみ)
  2. ホテルのチェックインの際、申し出る
  3. チェックアウトの際、必要書類をもらう
  4. 出国前にタックスリファンドの手続き(KIOSKで簡単にできる)
  5. 免税エリアで手続き
  6. 還付金を受け取る



このようになります。

普通の旅行者であれば、特に払い戻し条件にひっかかることはないと思いますが、念のため規定はしっかりと確認しておいてください。

免税の対象は今まではショッピングのみだけだと思っていたのですが、ホテルタックスリファンドもあることを初めて知りました。

今回はヒデジロ自身、初めての試みだったのでドキドキでしたが、簡単に手続きができました!

ご自身の宿泊するホテルが対象ホテルかどうか確認して、現地決済をする場合はこの制度を利用してみても良いと思いますよ。

少しでも返ってきたら嬉しいですからね(笑)

参考にしていただけたら幸いです。




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